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本格派スポーツ軽自動車『ホンダS660』に何故CVTを搭載?0-100km加速

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日本独特の自動車規格である軽自動車。代名詞とも言える本格派スポーツカーのS660

なぜトランスミッションに『 CVT(無段変速車)』を採用するのか?について記事を書いていきたいと思います!

一昔は、トルコンATが主流でしたが今や殆どの軽自動車 がCVT(無段変速車)を搭載しています。

何故S660にも採用したのでしょうか….?

0-100kmデータ

路面の状態・エンジンの状態・タイヤ・天候などで多少のずれはありますが、参考程度にご参照ください。

今回は、ラインナップのMT車とCVT車のデータで比較しましょう。

さて、どちらの方が早いのでしょうか?

MT (マニュアル)※ドライバーによって差あり

10.98秒

 

CVT (オートマ)

11.17秒

 

なんとCVTの方が、0.19秒遅い結果となりました。

MTでもシフトアップが遅ければ12秒かかることもあります。

ですが車本来の性能を引き出したとしたら、MT車の方が早いです。

CVTは誰が乗ってもだいたい同じ加速を得られます。

燃費対決

今回の比較は、JC08モード燃費になります。

一昔は、同じ車種でもAT(オートマ)の方が燃費が悪かったですが

現在は、どんな結果になっているのでしょうか?

MT (マニュアル)

21.2km/リットル

CVT (オートマ)

24.2km/リットル

 

MT車の方が車両重量がなんと、20kgも軽いにも関わらずCVTの方が低燃費という結果になっています。

リッター3kmの差は大きいですね。

ですが、実燃費は恐らくMT車が勝つのではないかと思います。

MT車の場合は、作りが簡略的で動力の伝達効率が高いです。

CVTは、無段変速機と言われる通り、一般的なCVTは歯車(ギヤ)が存在していません

2つの滑車(プーリー)の幅を変えて、ベルトやチェーンを通じて動力を伝える仕組みです。

その為、加速時に滑りが発生してしまいます。伝達効率は良くないですが、スピードに合わせた適切な回転数が選択できるので、低燃費を実現できます。

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なぜ、CVTを採用しているの?

ここまで、MTとAT(CVT)の差を見てきました。

やっと本題に入りますが、何故ギアのあるATではなく、ギアのないCVTの設定をしているのか。

その1

コストの面です。

S660のエンジンは、S07Aを搭載。

これは、Nシリーズに搭載されているエンジンと同じです。
(NーBOX・NーWGN・NーONE)

このCVTも同じものを搭載しています。

4台に同じエンジンミッションとを搭載することで、開発費を大幅に削減できます。

MTの場合はS660専用の新開発6速ミッションです。

ECU(コンピューター)などはS660ようにセッティングされているようですが、あとは殆どがNシリーズと同じです。

その2

燃費向上の為です。

車好きで走ることが好きな人は、MTを選択すると思います。

先ほども、CVTは燃費がいいと書きました。

MTの場合は運転手の変速の仕方で大きく燃費が変わってきます。

CVTは、一定の走りを行えば大体同じくらいの低燃費が実現できます。

その3

乗り心地の向上の為です。

「歯車(ギヤ)を変更する」という概念がない為、スムーズに加速し、走行できるのが魅力です。

ギアのあるAT車の場合、シフトアップの際にタイヤの回転数とエンジンの回転数が合わず変速ショックが起きることがあります。

CVTの場合は、パドルシフトを使用してシフトアップなどを行わない限り、ショック等は起きません。

不快な思いをせず加速できるので、採用されていると思います。

走りを楽しむのであれば、MT車を選んでください。
個人的にCVTは、変速しないのでずっとエンジンが高回転に回って違和感です。
サウンドと共にスピードが上がった方が気持ちいです!



最後に

何故、S660にCVTを採用しているのかが理解して頂けたと思います。

1番は、コストの面ですね!

日本独自の4輪自動車規格で、ミッションも日本ならではのCVT。

走りを楽しむのであればMTを選択してくださいね!

当サイトをご観覧頂きありがとうございました♪