いつも当サイトをご観覧頂きありがとうございます♪
今回は、「ディーゼル車の仕組み」について記事にしていきたいと思います!
ちなみに私の旦那の車は、アテンザセダンのXDです。
スペック
排気量は2.2L
直列4気筒
2ステージターボチャージャー
マニュアル(MT)
軽油
圧縮は、ディーゼルエンジンの中では相当低い「14」です。
俗に言う、次世代型ディーゼルのクリーンディーゼル車ですね。
ベンツ・BMW・トヨタのディーゼル車とは違った機構のディーゼルエンジンです。
しかも、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンとは全く違った機構ですので学ぶと大変興味深いです(笑)
ディーゼル車についてわからない!と言う方は是非最後までご覧くださいね♪
見たいものはどれ?
ディーゼル車の仕組みって?
現代の主流であるガソリン車とは、パワーの生み出し方が全く違います!
軽油の特徴としては、レギュラー車・ハイオク車のように火花(スパーク)で燃料を燃やしません。
そうなの?と思った方が結構いらっしゃると思います。
では、どうやってパワーを生み出しているのかと簡単に言いますと
シリンダー内に空気を圧縮させて、高温になった所に軽油を吹きかけて燃焼させることでパワーを生み出します!
火をつけて燃やすのではなく、軽油の発火点まで気筒内で空気を圧縮して温度を上げて、自然発火させていると思って下さい。
この燃焼の仕方は、ディーゼルエンジンのみです。
ガソリンエンジンの場合は、点火プラグから火花を散らして燃料に着火する「完全燃焼」です。
そもそも、ガソリンとディーゼルでは物質としての性質が全く違います。
引火点の違い
ガソリン | −43度以下 |
---|---|
軽油 | 40~70度 |
つまり、ガソリンは常温でも燃えます。南極でも北極でも関係ありません。どこでも燃えます。
軽油に関しては、常温では燃焼しにくいと言うことが言えます。
その為、点火させる方式ではなく自然発火させて燃焼させていると言うことです。
難しいですよね(笑)
因みに、ディーゼルエンジンは、ターボを装着することが主流です。
空気を圧縮して高温にするので、空気が必需品♪
その為、ターボで空気の流動量を無理やり上げます!
そのお陰で、燃費・加速性能が向上します♪
ディーゼルエンジンの特徴
長所
ディーゼル(軽油)は、爆発力が高いので少ない燃料で多くのトルクを得られます。
その為、トラックやSUVやハイエースなど、車体が重くトルクが必要な車両に使用されます。
トルクの違い
ガソリンエンジン | 1Lの排気量で10Kg・m ほど (自然吸気エンジン) |
---|---|
ディーゼルエンジン | 1Lの排気量で17Kg・m ほど (シングルターボ) |
ガソリンエンジンに比べて、少ない排気量で多くのトルクを得られるので排気量を大きくしなくてもストレスのない加速ができます♪
トルクとは
簡単に言うと回転力です。トルクが大きいと車体がいくら重くても難なく走行できます。
この文だけでは難しいですよね(>_<)
例を挙げますと、
力士が50キロの重りを持ち走るのと、ウサインボルトが50キロの重りを持って走る。
この二つを比較した時にどっちが速いと思いますか?
そもそも、トルク(回転力)がないウサインボルトでは進むことができないと思います。
力士はトルク(回転力)あるので遅くても前に進むことができます。
これがトルクです。馬力とは違います。
馬力とは
簡単に言うとパワー(力)です。1頭の馬が1馬力と言う換算です。
例を挙げますと
ウサインボルトと力士のトップスピードを比較してみて下さい。
ボルトは、40キロ以上のスピードが出ます。
一方力士は、せいぜい出ても15キロ程度だと思います。
この速度の差が馬力です。馬力があると最高速度が伸びます。
いくらトルクがあるエンジンでも、馬力がないエンジンではトップスピードが伸びません。
トルクと馬力の違いを簡単にまとめると
・馬力はトップスピード(ガソリンエンジンが得意)
・トルクは進み出す力(ディーゼルエンジンが得意)
ディーゼルエンジンは、最大トルクを1500rpmの低回転で大体出るので、0からの発進が大の得意です♪
その代わり、最大トルクが出た後は一気にトルクが落ちてきます。
高回転には向かないので、上り坂や重い物を運ぶなどのトルクを生かした走りが向いてますね!
あくまでも、私の感想なのですが
急な登り坂が、平坦な道に変わるイメージです♪
短所
ディーゼルエンジンは、その燃焼のさせ方が特殊に加えて、爆発力も強いのでエンジンの部品を耐久性のある物を使用しなくてはなりません。
その為、エンジンが重くなってしまう傾向にあります。
更に、ディーゼルエンジンは燃焼の過程でにおいて、粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)を排出致します。
大気に放つとまずいので、粒子状物質を集める濾過フィルター、NOxの浄化装置を装着して、大気汚染を防ぐ必要があります。
この、NOxの浄化装置の言うのが高額な為ディーゼル車は、ガソリン車に比べて高価になってしまうのが特徴です。
クリーンディーゼルとは?
クリーンディーゼルの産みの親はご存知の方もいるかと思いますが、マツダ株式会社です!
そのマツダが開発した新ディーゼルエンジンとは SKYACTIV-D です♪
燃費・価格・走行性能 全てにおいてトップクラスのディーゼルエンジンです♪
私の旦那が乗っているアテンザXDもSKYACTIV-D搭載車です。
燃費も良く加速等もストレスなくしてくれるので、とても乗り易いそうです!
クリーンディーゼルのメリット1
先ほど
粒子状物質を集める濾過フィルター、NOxの浄化装置を装着して、大気汚染を防ぐ必要があります。NOxの浄化装置の言うのが高額な為ディーゼル車は、ガソリン車に比べて高価になってしまうのが特徴です。と記載しました。
そのNOxの浄化装置と言うのを装着しなくも大丈夫!!と言うのがクリーンディーゼル車です♪
これにより、コストが大幅に削減されて車両価格が大きく下がりました!
ここまでディーゼル車が日本に出回ったのは、SKYACTIV-Dのお陰といっても過言ではありませんね(笑)
クリーンディーゼルのメリット2
経済効果が格段に高い!
燃費がガソリン車と比べて1.5倍ほど優れています♪
ハイブリット車と比べてもいい勝負出来るほどの低燃費です。タンクが小さくても燃費が良いので、一回の給油で走れる距離が相当長いです(笑)
アテンザXDのタンク容量は、60Lです。 燃費が1L /18㎞ と仮定しても
1000㎞は走行できる計算になります♪
主婦の方や通勤距離が短い方であれば、1ヶ月程は余裕でもつと思います(^_^)
長距離走る方は、燃費が更に伸びるので余計に経済効果が発生します!
クリーンディーゼルのデメリット
圧縮比を下げたことにより、エンジン内の温度が他のディーゼルエンジンに比べて低いことです。
何故それがデメリットなのかと申しますと、
ディーゼル車は、自然発火をさせ燃料に着火させない不完全燃焼ですので、燃焼しきれなかった燃料が煤(スス)となってエンジン内に付着してしまいます。
BMWやベンツなどの高圧縮のディーゼルエンジンであればエンジン内が高温に保たれる為、煤が発生してもある程度は、燃えて無くなります。
クリーンディーゼルは、圧縮比14と低いのでエンジン内の温度が上がらず発生した煤(スス)がエンジン内に多く残ってしまいます。
その為、燃費の低下の原因になるDPF再生を多くやらなくてはなりません。
長距離や高速を走る人は、全く問題なく走れます。むしろ経済的です。
逆に、1回の走行が2kmであったりを繰り返すと、煤(スス)が溜まっていく一方で減りません。そんな方には、向きません(*_*)
ディーゼル車とクリーンディーゼル車の違いまとめ
- 通常のディーゼル車は圧縮比が高く、エンジンの耐久性も高い。
- NOxの浄化装置を装着する為エンジンが高価。
- 圧縮比高いので、煤が溜まりにくくエンジン出力が変わりにくい。
- クリーンディーゼル車は、圧縮比は低い為エンジン内の部品を軽量化でき車両重量が軽くなり、燃費や走行性能に貢献している。
- NOxの浄化装置を装着しない為エンジンが比較的に安価で作れる。
- 大気汚染との環境性能が高い。
簡単にまとめるとこんな感じになります♪
これで以上になります(^^)/
当サイトをご観覧頂きありがとうございました♪